質問4.子育て世代の有権者からたくさんの質問が届いております。一覧表の中から、ひとつ以上お選びいただき回答ください。
No | 有権者からの質問 | いながき じゅん子 |
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1 | 中野駅の駐輪場がなくなりつつあるのは、どうしてですか?1日駐輪場も少なくなり、子どもたちもどこに停めたらいいか悩んでいます。大人も駐輪場確保に、朝方から並びます。自転車を利用する人はたくさんいます。この状況を、どうお考えですか? |
場所の確保ができ次第、拡充をしていきたいと考えます。 自転車利用の推進は、カーボンゼロへの取組みとしても有益だと考えます。 中野駅ではありませんが、西武新宿線沿線については、西武新宿線連続立体交差事業において野方駅より東においては現在している線路部分の有効活用が望めるため、西武鉄道と協議をしてまいります。 電動付き自転車のサイズは駐輪しづらいという問題もあり、新たなニーズに合わせた駐輪場の整備に努めたいと考えます。 |
2 | 今後出生数を増やすために区としての対策が知りたい。 |
各種調査結果から、出生数の低下は、出産・育児世代の経済的要因による理由が大きい、という事が分かっています。 そのため欧州諸国では、育児世帯への経済的給付(子供手当等)が育児支援政策の根幹に据えられています。日本は、現物給付(保育園等)、労働環境整備(育児休暇等)は諸外国並みですが、経済給付(子供手当等)が著しく劣り、財政措置が対GDP比で欧州諸国の三分の一から四分の一しかない状態が数十年続いています。 そこで、国・都ほどの予算規模は到底不可能ですが、区の財政の範囲内で、独自の児童手当を創設し、支援する必要があると考えます。 次に、育児世帯が区外に転出する原因は、区内の住宅が、単身用・二人用が多く、ファミリー世帯用の住宅が少ないことが主要因だと考えます。ソフト面での育児支援事業も重要ですが、ハードとしての住宅政策は更に重要と考えます。都市政策・住宅政策上の目標にファミリー世帯用の住居の供給増加を位置づけ、規制やインセンティブ付与等、複合的な施策に取り組む必要があると考えます。 |
3 | 子育て先進区のゴールはどんな区だと思いますか? |
酒井氏の中身の伴わないキャッチフレーズに囚われるべきではないと考えます。 人口学の基礎として、人口が増減せず維持される出生率は2.07であり、この数値が国としても中野区としても目標とすべきです。 現状の中野区を見れば、上述の通り住居というハードの問題もあり、財政上の制約もあり、非常に遠い目標に感じますが、中野の未来を見据え、まずは23区で最も出生率が高い自治体となる事を目指し、取り組みたいと考えます。 |
4 |
・予算について、子育ては全体の何%ですか? ・一時保育(特に0歳)を増やす考えはありますか? |
中野区の子ども予算をまとめると、令和4年度は一般会計中1579.3億円中454.6億円で28.8%です。ただし学校の建設費(一校約50億円)などハードの整備が重なれば、その割合は大きく変化します。 令和4年度、待機児童ゼロになったことにより、今後0歳から保育園に入園する人数が減る可能性があると考えます。一時保育の拡充は、検討すべき事項ですが、中野区独自の育児手当の創設と支給により、区民の保育ニーズがどの様に増減するかも踏まえて、施策を検討していきたいと考えます。 |
5 |
・育園の空き見当たります。十年前とずっと同じ運用は現実的ではないと思いますが、空きを一時保育に回す、セミナーを開く、転園、入りやすいなど何か独自の対策は? ・杉並区の子育て応援券や他の自治体の妊婦健診完全無料など、子育て世代誘致に向けての独自の政策についてお聞かせください。 |
問4と同じ。 子育て応援券ではなく、児童手当を創設したいと考えています。その他の経済的支援は、適宜進めていきたいと考えます。 |
6 | 学区があることによって、不便なことが多いのですがどうにかならないのでしょうか? | 学校の定員と、それに基づく施設の整備、職員の配置があり、定員を著しく上回るとプレハブ校舎で対応しなくてはならず、著しく下回ると、学校の必要な行事を円滑に実施できない等、問題が生じてしまう可能性があります。しかし、現在進められている学校再編の中でアンバランスが生じている現状や、保護者・児童生徒の要望を踏まえ、現在の学区の線引きが妥当かどうかなど、検証をすべきと考えます。 |
7 | 小学校の支援員が学年に1人の配置と聞きました。学校ごとに生徒数も違うかと思うので、その学年の人数に応じて配置人数を決められないでしょうか。 |
現在、まず全小中学校に1名ずつ、特別支援の教室がある小学校6校、中学校3校に1名ずつ配置されています。また肢体不自由の児童生徒1名に対して1名、また大規模校6校に加配で1名ずつ配置されています。 現状を把握しながら、支援員の配置の適正に努めます。 |
8 | 電柱の地中化をお願いしたいです。それだけで中野区の景色違うと思います。 | 現在、東京都の不燃化特区プロジェクトの予算で木造密集度が高い弥生町三丁目で進められてきました。様々な知見から現状として1キロメートル無電柱化するのに5億円の費用がかかるとのことです。費用面から一朝一夕に進めることはできませんが、災害対策、特にメインの通学路を最優先として、無電柱化を推進すべきと考えます。 |
9 |
今後子育てに関する所得制限撤廃はありますか?今回10万も中野区は非対応でしたよね。 他の区では全世帯に出したところもたくさんあります。 ふるさと納税せずに居住区にと思って全額納税してきましたが、今年からふるさと納税して中野区にできるだけ納税しないようにします。恩恵がないので。 |
現区長は未対応でありましたが、区議会議員として私は議会で所得制限を撤廃すべきとの立場を示しました。 ふるさと納税に関しては、区民の皆様が納税に納得がいく区政を実現していくと共に、逆に中野区へのふるさと納税をしてもらえるよう、努力していきたいと考えます。 |
10 | もっと区の施設で子供向けのワークショップなどの開催をしたりすることはできませんか?習い事ができる場所がなく、隣接区に行かないといけず困っています。また、図書館建て替えの計画などありませんか? |
区民の方々から、子供向けの事業や活動に対する区有施設の利用要件の緩和について、要望があることを承知しています。現状のルールの見直しを図ります。 図書館については、小学校内に地域開放型学校図書館が、モデル的に進められています。 |
11 |
中野区の産後フォロー体制について 産後2ヶ月頃に産後メンタルが低下し、東京都のオンライン助産師相談を利用しました。 その際に産後うつの症状に近いため、ご担当の助産師から最寄りのすこやか福祉センターの保健師に繋いで貰いました。すぐに保健師の方から、心理士との面談をと進められて受けましたが、それ以降、すこやか福祉センターの保健師より、連絡はありません。 また、面接の当日も何かあればまた相談に来てくださいと言われ、あきらかに受け身の姿勢です。 相談者がその後、メンタルは回復したのかなどまったく興味がないのでしょうか。 忙しいのは分かりますが、こちらから連絡しないと受けませんといった冷たい姿勢に思えました。 |
そのような、いわゆるお役所仕事を改善し、区民サービスの向上に努めたいと考えます。 中野区は、他の自治体と異なり、これまで36年間ずっと、区長を元区職員ばかりが務めてきており、発想が硬直化し、前例踏襲の縦割り行政、職員ファーストの区政になっています。区役所以外で働いた知見と経験を活かし、これを打開していきたいと思います。 |
14 |
中野区で開催されているイベント情報の開示について 乳児ママ向けのイベントなど、せっかく区内のNPO等が素敵なイベントを開催されていても情報を取得する方法がなく、事前に知っていたら参加していたのにと残念な思いをしたことがあります。 妊娠時におひるねという冊子を配られましたが、2019年に発行以降改定されていません。最寄りの児童館にいってもイベントのチラシがあったりなかったり、中野区のサイトは主催者の連絡先を掲載するだけで、ホームページやイベント情報の詳細もなし。 これでは気軽に参加できません。 |
ご指摘ありがとうございます。全く「子育て先進区」でない現状を抜本的に改めたいと思います。まず、少なくとも区が後援、補助金を出しているイベントに関しては、情報を得やすい体制を作るよう検討を進めます。 |
16 | 子どもの生まれ月で補助金や手当の差があるのは不公平だと思うのですが、子育て先進区と謳うのなら中野区独自で予算のやりくりで平等に配られるように出来ませんか?早生まれなだけで色々と諦めなければいけない家庭があるのは納得いかないです。 | ご指摘ありがとうございます。改善に向け検討いたします。 |
17 |
区内中学校の学区域を見直していただきたいです。自宅から徒歩1分の所に中学校がありま すが、学区外の為通えません。不公平に感じております。是非ご検討願います。 |
問6に同じ。 |
18 | 中野区が子育てしにくいと言われていますが、改善してもらえますか? | 質問1、質問3、質問4-2、3 等と同じ。 |
19 | 小中学校の特別支援教室には入れないが、情緒面で支援が必要な児童が通常学級で宙ぶらりんになっている事が多い。支援の為にどんな施策を考えますか? | 保護者、児童・生徒のプライバシーの問題などケースバイケースの難しい対応が現場に求められるため、おっしゃる通り、宙ぶらりんといえる状況もあろうかと思います。支援の重要性の認識を学校全体で共有し、小さな声を逃さず、迅速に対応できる体制を構築することに全力を尽くします。 |
20 | 中野区は、公園の充実に力をいれてますか?2年前に他区から引っ越して来ました。以前の区も公園設備については、近隣練馬区に劣るところがありました。それよりは良くなるだろうと思っていたのですが、さらに悪くなった感じがします。遊具の種類や雰囲気など憩いの場を充実をお願いします。 |
現区長は国土交通省の指導で老朽化した公園遊具のリニューアルをせざるを得なくなった際に事業者任せにしたために同じような遊具が中野区中に設置される結果となりました。何に関しても人任せで熱意のない現区長が変わらない限り、公園行政は改善しないものと考えます。ほかの行政事業も同様です。 中野区は、全国で最も一人当たり公園面積が狭い自治体の一つです。 そして、中野区は、都内で唯一、都立公園がありません。 従って、私の公約の一つとして、中野区内にも都が都立公園の設置を計画する様に、都に働きかけたいと考えています。 |
21 |
どうして東中野駅のアトレじゃない方の出口はあんなに古くエレベーター設置が無いままなのでしょうか? ユニゾンモールや区民センター、保育園も何園もあるのにエレベーターが無く子供連れの家族やお年寄り等たくさんの人が不便に感じていると思います。 |
今の区長とJR東日本には、再整備を早急に進める考えはないようです。私としては改善を目指しまずはJRと改めて協議したいと考えております。 |
22 | あなたがもし今、子育て世代なら、中野区のどこに住みたいですか? | これまでずっと居住している東中野地区です。 |
23 | 中野区すごく子育てしにくいです。公園遊具もありきたり、道路舗装もガタガタでガードレールない、子供服売ってる店ほぼない。実際の子育て当事者にちゃんと話を聞く意思はありますか? |
現区長は対話を掲げて、意見交換会を多く実施しているようですが、ほとんどが話を聞くだけで終わり、政策になっていません。キャッチフレーズを掲げるだけで、実行力がないので、中野区の出生率は都内最下位に落ちました。 公園行政にも、見識も熱意も感じません。公園遊具のリニューアルは区職員と事業者の意向によって、同じものばかりになってしまい、区民から失望されました。 道路行政への見識も熱意も感じません。 しっかりと区民の皆様のご意見を政策に生かせるようにしていきたいと考えます。 |
24 | 子育て先進区、目指しますか?目指しませんか?目指す方は、具体策を教えて下さい。 | 質問1、質問3、質問4-2、3 等と同じ。 |
25 | 子育て支援への所得制限をどのようにお考えでしょうか。直近の10万円は頂けなかったので、今後同じようなことが続く場合は転出も検討したいと思っています。 | 令和3年度の子育て世代への臨時特別給付金は国の政策であり、ほとんどの自治体が国の指針通りに所得制限を設けました。しかし私は議会から所得制限の撤廃をすべきであるとの意思を表明しましたが、現区長は方針を変えることはありませんでした。 |
26 | みらい応援給付金(10万円)もらえなかった世帯へ支給されますか?うちは所得制限でもらえなかったです。こどもの未来を応援してください。 | 問25と同じ。 |
27 | 児童手当の所得制限についてどう思いますか? | 児童手当は、子どもを産み育てたいと思えるようにするための環境整備の一環だと理解しており、所得制限を設けるべきではないと思います。 |
28 | これからの中野区のあり方について。再開発をして街がクリーンになっていくのに対し、住民の方のタバコのマナー(中野区自体の取り締まりのゆるさ)が子育てしている身としては物理的なまちづくりだけでなく、内面的?にも変わってほしいと思います。 | 歩きタバコやポイ捨てを無くしていくことも含め、ユニバーサルデザインの観点から誰もが快適に過ごせるまちづくりを進めていきたいです。 |
29 | 日本および世界に蔓延する性暴力(性別や年齢不問。インターネット空間含む)に対し、対策を講じる予定はありますか。 |
中野区立の小中学生に対しては情報リテラシーの観点から、特別講習を実施すべきと考えます。高校生以上に対しては現実的に指導をしていくことが困難ではありますが、相談体制の確立に努めます。 国、関係機関との協力により、性暴力に関する様々な対策に努めていきます。 |
30 | 中野区で発達が気になる子ども達の支援について、どう考えているか。 | 保護者(家庭環境によっては困難ですが)、担任の先生、スクールカウンセラー、区の子ども施設職員などと連携し、子どもたちが気軽に相談できる体制を含め、支援体制の構築に努めます。 |
31 | 子育て先進区を目指しているとのことですが具体的にどのような子育て支援や教育に関する政策を推し進める予定ですか? |
質問1、質問3、質問4-2、3 を前提として、 乳幼児においては、待機児童対策を完全に解決し、何歳からでも預けられる保育園、包括的な子育てリフレッシュ制度の確立、病児へのサービス拡充などを推進します。 小学生においては、老朽化した小中学校の校舎の建て替えの早期実現、地域事情を考慮した子ども施設(児童館、キッズプラザ、学童クラブ、地域図書館など)の最適な再配置計画を進めます。 中高生以上においては自習スペースの拡充、感染症対策で制約を受けている部活動への支援などをします。 小中学校教育に関してはGIGAスクール構想を適切に進めます。 これらを総合的に推し進め、中野区で生み育ててよかったと思える自治体運営に努めていきます。 |
32 | 児童虐待数が急増していますが、区長・区議に立候補される方々は児童虐待予防のために最近の1年間でどのような活動をされてきたか教えてください。また、区長・区議になられた場合、どのような虐待予防政策を取り入れたいと考えているか、時期も含めて教えてください。 |
児童虐待件数の増加は社会構造の変化もありますが、社会問題としての理解が進み、通報件数が増えたことも要因と聞いております。 児童虐待にきめ細かい対応をするためにも、東京都から中野区に児童相談所の機能を移管し、令和4年4月から開設したことは行政・議会で力を合わせて進めてきたところです。 しかし児童相談所自体は虐待に対する対処療法です。虐待の小さな芽を摘んで未然に防止するためにこれから始まるコミュニティースクールは一つの核になると考えます。地域合意を得るためには最低でも3年から5年はかかると見込まれていますが、なるべく早い合意形成に努めます。 |
33 | コロナで仕事が減り、給与が減っている市民がいます。一方、コロナで仕事が減っても区議の給与が減らないことに疑問を感じています。中野区は隣区に比べ議員数が多いです。区民サービスを減らすより前に、議員数、給与体制、共に見直すべきと思いますが、立候補される方はどうお考えになりますか。 |
私は区長に立候補する予定ですが、コロナ・ウクライナ情勢による財政危機を乗り越えるまで区長報酬30%カットを公約としております。 なお、中野区議会議員の給与額は、23区最低額です。 |
34 | 子どもの権利条例の可決、素晴らしいです。プレーパーク・給食・障害児教育など福祉と人権の融合を考えた政策を期待していますが、今後どのような方向で政策を進める予定でしょうか?具体的にどのような対応を考えているか教えて頂きたいです。 |
現区長は子どもの権利条例の制定をしましたが、努力義務の条例であり、ほとんど実効性がない理念条例となっています。 ご指摘の事項について、これまで現区長から具体的政策が打ち出された事はありません。 区民へのアンケート調査は繰り返すものの、そこから政策に結び付く、という事があまり無かったように感じています。 根本的な問題として、現区政は職員ファーストで、役所内の前例踏襲、縦割り行政などの根本的な問題が少しも改善されていません。 キャッチフレーズを宣伝するだけで、「政策」と言えるものは実際には何も決めない、進めない区政が続いてきました。 私は、具体的な政策を打ち出し、実行することで中野区の子育て環境を改善していきたいと考えています。 |